我々(BOLSTER株式会社)は、皆さんへ親孝行のきっかけと、親孝行を手軽に行うための仕組みを提供しています。今回は、東京都在住 35歳女性から、「花火大会で知った、父の本音」が届きましたので是非ご覧ください。

 

ドライな親子関係を疑問に思うこともありませんでした。

花火①

弟と両親の4人で、九州の田舎町で暮らしていました。
特別、家族の仲が悪かったわけではなかったと思いますが、父は仕事で不在がちで、母は家事と年の離れた弟の育児に忙しく、あまり両親にかまってもらった記憶がありません。「休日に家族皆で公園でピクニック」なんて、TVや絵本の世界のお話で、現実はこんなものだろうと疑いもしませんでした。

高校を卒業すると同時に、当たり前のように私は家を出て上京し、大学を出たあとそのまま東京で就職しました。

両親との距離は縮まらないまま、時間は過ぎていきます。

花火②

そんな関係性でしたから、家を出てからは連絡をするのは何かしら用事がある時だけで、実家に帰るのも年末年始の数日だけ。その数日さえ、高校時代の友人たちと会うのに忙しく実家には寝に帰るような状態でした。

結婚しても、私に息子が生まれても、その関係性が密になることはありませんでした。
主人はいつも「もっとご両親と一緒に過ごさなくていいの?孫に会いたいって言ってない?」と気遣ってくれましたが、私はいつも「いいのいいのああいう親だからね。子どもや孫だからってベタベタされるのは好きじゃないの」と答えていました。

突然の父からの誘い

花火③

滅多に電話などかけてこない父の名前がスマホの液晶画面に表示された時は、母か弟に何かあったのかと一瞬青ざめました。

「こっちで花火大会があるけん、皆で帰ってこんね」父は前置きもなくそれだけ言うと、すぐ母に電話を代わりました。「お父さんが急にあんたたちを呼べって言いだしてねぇ」母も困惑しているようでした。
念のため花火大会の予定日を聞いてみると、2週間後の土曜日でした。連休でもないごく普通の週末。
田舎に帰省する移動時間を考えると、土曜日の朝に出て日曜日の昼には飛行機に乗って東京に戻ってこなければなりません。面倒でお金もかかる上に、少ししか滞在できないから疲れそうだし、そこまでして田舎の小規模な花火大会を観に行く必要性もないだろうと思い、主人に何気なくこの話をしました。

すると主人は、「せっかくだから、皆で帰ろうよ」と言い出したのです。

花火大会で、父が言ったこと。

花火④

正直なところ、あまり気乗りはしませんでした。
けれど、主人があまりにテキパキと帰省の手配を進めてしまうので、文句を言い続けるのも悪いかと思い短い時間ですが帰省することに決めました。

2週間後田舎に戻ると、父は「よぅ、お疲れ」と言うとすぐに持っていた本に向き直りました。
呼びつけておいてそんなものか、とどこか残念な気持ちになりましたが、幸い天気は晴れ、花火大会は実施されそうでした。夜になり、花火大会が始まりました。夜空を彩る色とりどりの花火。高い建物が少なく、空気が澄んでいたので、東京でみる花火よりも鮮やかに見えました。

すると、隣でビール缶片手に花火を見上げていた父がぽつりと言いました。

「すまんなぁ」急に何を謝っているのかと、怪訝な顔で父の方を見ると、父は私が抱いていた息子の方を目を細めてみていました。
「子どもは成長が早いなぁ」と言いながら息子の頭を撫で、そのあとはまた花火を見上げてそれ以上何も言いませんでした。

父の言葉の裏側にある気持ちをくみとって。

花火⑤

あの「すまんなぁ」が、何に対しての謝罪だったのか今でもよくわかりません。
「忙しいのに呼びつけてすまんなぁ」かもしれませんし、もしかすると「今までかまってやれずにすまんなぁ」かもしれません。真意を確かめはしませんでしたが、私はあの謝罪以来、特に用事がなくてもぽつぽつと日常の他愛のない話を両親に電話するようになりました。
父の返事はいつも「ほう」とか「そうかそうか」程度で、未だにあまり会話が続きませんが、声はいつも嬉しそうです。
息子の写真も送ってあげたいのですが、私も仕事がありどうしても手紙を書くのがおっくうになってしまうことがあるため、「親孝行、お届け便。」のようなサービスがあることをとても嬉しく思っています。
SNSを利用して簡単に連絡ができるといいのですが、親はスマートフォンを持っておらず電話のみなので、定期的に自動で手紙を作成して届けてもらえるというのは親にとっても私にとってもありがたいです。
これからもコミュニケーション下手な家族なりに、便利なサービスにも助けてもらいながら、お互いにちょっとずつ歩み寄っていければと思っています。

 

<東京都在住 35歳女性 ペンネーム 田崎かおり>

 

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