我々(BOLSTER株式会社)は、皆さんへ親孝行のきっかけと、親孝行を手軽に行うための仕組みを提供しています。今回は、東京都在住 38歳女性から、「里帰り出産で感じた親への感謝」が届きましたので是非ご覧ください。

親と暮らすのは苦手だった・・・

里帰り出産で感じた親への感謝_

私が大学を選んだ時の基準は、『実家を出ることができるかどうか』だった。

教師をしていた父は、教え子には理解ある先生だったようですが、我が子への教育には厳しく、中高生の頃の私は完全な反抗期。とにかく家を出たいの一心でした。そのために、通える範囲の大学にはない学科を持つ学校を選びなんとか合格し、一人暮らしを始めた時の開放感といったらなんともいえませんでした。

卒業後地元に戻って就職し、3年ほどは実家から通ったのですが、やはり耐え切れなくなって家を出ました。さすがに成人した娘に対して父親の態度は随分と丸くなり、むしろ4年の離れていた期間を経たからなのか、父も母も就職したてでがむしゃらに働く私をとても気にかけてくれているのは分かりました。でも何でしょうね、その気づかいが次第に息苦しくなり・・・。ちょうど付き合い始めた人ができたこともあり、自由に会えるようにという思いもあって、また逃げるように家を出たのでした。

 

出産を機に再び実家へ

里帰り出産で感じた親への感謝2

7年ほどが経ち、親もそろそろ諦めかけたかな?という頃に結婚、その後、すぐに子供も出来ました。実家を出たと言っても車で30分ほどのところに住んでいたので、自然な流れで出産後は実家でしばらく暮らすことに。聞くと里帰り出産の人は大体1ヶ月は実家で療養するとのこと。「私、1ヶ月も実家で耐えられる・・・?」世話になる身でわがままな話ですが、妊娠中からそのことを考えると憂鬱な日々でした。

そして、いよいよその時は来て、子供が無事に生まれて実家暮らしが始まりました。初めての育児に分からないことだらけで戸惑う私に、さらに輪をかけて初孫に沸き立つ両親。ちょっと子供が泣けばどうしたんだと家族中が飛んできて、やれ次は私があやす、次は俺が抱っこすると大騒ぎ。はたから見れば滑稽なほどで、その時はっきりと、ああ私はこの干渉が苦手だったんだ!と悟ったのでした。とはいえ、父も母も本当に私と子供のことをサポートしてくれてありがたい気持ちはあるので、もちろん実家がしんどい、家族の干渉が辛いなんてたまに来る夫に対しても言えません。週末子供の顔を見に来た夫が帰っていく時、無言で涙を流し続けたものでした。

 

爆発した私に、垣間見せた両親の本音

里帰り出産で感じた親への感謝3

そんなある日、夜中にいつものように泣き出した子供をあやそうとしたら、また父が起きてきて直ぐに子供を取り上げようとします。寝不足と疲労が積もりに積もり、しかも父や母が抱っこした方が子供が泣き止む確率が高いことにもどうしようもなくイライラしていた私は、とうとう感情の糸が切れてしまいました。「子供が泣いたからって直ぐに取り上げないで!そんなのじゃ私がお母さんになる練習ができない。もう少し離れて見守ってくれたらいいのに!」かなり強い調子で言ったと思います。その時の父の表情はこれまでに見たことがないようなしょげかえった表情。さすがに後悔したのですが後の祭りです。

そして翌日も、その次の日も父はずっと機嫌を損ねたまま。「お父さんまだしょげてるね。悪かったね。」と母に言うと「あの人いつでもそうなのよ。なかなか立ち直れないの。本当にねぇ・・・。」と言ったあと、母はポロリとこう話してくれました。「父さんはあなたの生まれたての時ほとんど育児に関われなかったからね。まあそういう時代だったんだけど。だからそれを取り返そうという思いがあるんじゃない?」その言葉を聞いて、私はまず、ほとんど1人で赤ちゃんの私の世話をした母に対する尊敬と、父の思いに初めて気づけたのでした。

もうすぐ1ヶ月、実家を出るという頃、父は私の好物のうなぎとスイカをたくさん買って来てくれました。その頃には、父とのわだかまりも溶け、その1ヶ月の間の両親のサポートに対して心からありがとうと言える気持ちになっていました。

 

家族の形は作り続けていくもの

里帰り出産で感じた親への感謝4

実家から遠くへ引っ越し、今では年に数回子供を連れて帰るぐらいですが、両親の孫に対する接し方も落ち着いてきて、私自身も親への自然な頼り方が段々身についてきたような気がします。自分も親になってはじめて分かる両親の気持ちもあり、親との関係を我が子が繋ぎ直してくれていると思うと不思議な気がします。子供が結婚して家を出たら終わりではなく、家族の形というのは終わることなく作り続けていくものなのだなと感じています。

 

<東京都在住 38歳女性 ペンネーム:あわじ>

 

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